2018年3月23日金曜日

スティーブ・ジョブズの履歴書、オークション結果は予想外の高額落札。しかも買い取った人は匿名!


のオークション、やっぱり高額落札に。

こだわりがとっても強かったことで知られるスティーブ・ジョブズですが、どうやら履歴書を書くというのはジョブズにとってはどうでもよかったことのようです。1973年にかなり適当めに書かれたジョブズの履歴書が、オークションで17万4757ドル(約1832万円)で落札されました。これは、予想を大幅に上回る額。RR Auctionが予想していた履歴書の落札価格は5万ドル(約524万円)以上、というものでした。このまま価値があがっていけば、レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画のオークション価格を上回る日も近いかもしれません。また、この履歴書を落札した人の身元は明かされていません。どんな人なんでしょうね…?

この履歴書のほかにも、一緒にオークションに出されていたジョブズ関連アイテムがあります。まずはiPhone 3Gが出たときの新聞記事の切り抜きに、ジョブズがサインしたもの。これは2万6950ドル(約282万円)で落札されています。そしてジョブズのサイン入りMac OS Xのマニュアル本は4万1806ドル(約438万円)でした。ジョブズはサイン嫌いで知られていたのに、一体どうやってサインをもらったのでしょう?

出品者が語るところによると、ジョブズは最初「あんまり気が乗らないな」と断ったんだそう。でも、お願いしまくると「わかった、それ渡せ」とペンとマニュアル本を受け取り、サインしてくれたようです。

有名になってからはサインを滅多にしないことで有名だった、ジョブズのサイン入り履歴書がレアだっていうのは一目瞭然。さらに、これはApple(アップル)を創立したジョブズも、かつては大学中退した若者として就職活動をしていたという証拠です。この履歴書の3年後にスティーブ・ウォズニアックに出会い、すべてが始まったんですね。この履歴書がどこへ送られたのか、そしてジョブズがこのとき仕事をゲットできたのかは不明です。

でもこの履歴書、めっちゃ適当です。過去の職歴には何も書いていないし、住所はなぜか退学した大学の名前が書いてあるだけ。電話番号は「なし」だし、使用する交通機関を聞かれているところには「可能、でも確実ではない」となんだか上から目線で書いてあります。特殊技能の欄には「電子技術者、もしくはデザインエンジニア」「ヒューレット・パッカード」と書かれていますが、「ヒューレット・パッカード」のスペル間違ってるっていう…。こだわりゼロ。住所も電話番号なかったらどうやって合否の連絡するの、ジョブズさん。

RR Auctionの副社長Bobby Livingstonさんは、これまではビートルズ関連のアイテムをオークションで収集する人が多かったけれど、ここ10年ではIT関連のアイテムが人気だと言います。また「ジョブズの筆跡には性格が表れていますね」とも。綺麗な筆記体ですが、全部小文字だったり…。異端な性格、表れてます。


Image: RR Auction
Source: CNET

Rhett Jones - Gizmodo US[原文
(岩田リョウコ)



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