2019年3月22日金曜日

オープンソースソフトウェアを活用した最大3.2テラビットのパケット転送が可能なルーターを開発


  • KDDI株式会社
  • Delta Networks, Inc.

2019年3月22日

KDDI株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 髙橋 誠、以下 KDDI) とDelta Networks, Inc. (本社: 台湾台北市、代表取締役社長: 鄭 安、以下DNI) は、最大3.2テラビットのパケット転送が可能なオープンソースソフトウェア (以下 OSS) を活用したルーターの開発に成功しましたので、お知らせします。

次世代移動通信システム「5G」を支えるIPネットワークの構成要素において、ルーターにはさらなる大容量への対応が求められており、電力・スペース・コスト・ユーザーインターフェースの仕様等の観点から、拡張性に向けた取り組みが行われています。
一方、ハードウェア仕様のオープンソース化に関するコミュニティ (以下 OCP) では、省電力・省スペース・汎用化を目指し、データセンター向けスイッチ機器のオープン化に取り組んでいますが、OSとハードウェア間のパケット転送情報の反映処理において課題があります。

近年、ハードウェア制御に関するオープンなAPIが公開されており、パケット転送情報をハードウェアに反映させることが可能となっており、今回、KDDIとDNIは省電力やコスト効果の向上と大容量のパケット転送を可能とすることを目的に、OSSを活用しハードウェアにパケット転送情報を保持させ、ハードウェア上でのパケット転送処理について開発を行いました。

KDDIとDNIが開発したルーターは、OCP準拠のハードウェア上にOSSやオープンAPIを活かしたパケット転送制御ソフトウェアによる情報連携が可能となっており、コスト・ユーザーインターフェース・運用の観点における有用性が期待できます。

KDDIは、今回開発したルーターのさらなる機能拡充を進め、商用ネットワークへの導入に向け検証するほか、OSSのコミュニティへの貢献を通じて、大容量かつ高品質なIPネットワークの実現に貢献していきます。

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