2018年4月20日金曜日

Xboxのゲームをダウンロードするため、役所から個人情報が入ったハードディスクを盗んだ若者


もし情報を悪用してたら、もっと大事に至ってました。

先月のこと、アメリカ国内納税者の極秘情報が保存された外付けハードディスクドライブが、フロリダ歳入局(Florida Department of Revenue)からいくつかなくなる、という事件が起きました。そして今週、21歳のアンドリュー・リードが容疑者として浮上。彼は盗んだHDDに、Xboxのゲームを保存していたのです。

3月のこと、歳入局は捜査を開始したと発表。「HDDの中には個人情報が保存されていると考えている」とコメントしていました。そして今週火曜日、リードを逮捕したフロリダ法執行局(Florida Department of Law Enforcement)が「タラハシーにあるリードの自宅から納税者の極秘情報が保存されたHDD4台見つけた」と発表しました。そしてリードは知的所有物侵害や、コンピューター関連の罪状で逮捕されたのでした。

リードは州との契約で用務員として働いていました。ですがHDDの中に何が保存されているかまで知らず、盗んでただ単純にXbox用ゲームをダウンロードしていたとのこと。法施行省いわく、極秘情報が悪用されたりネットで拡散されたりとった事態は確認できていないものの、引き続き調査を行なうとしています。

歳入局の公式サイトでは、リオン・ビーガルスキー事務局長が以下のようにコメントを公表しています。

提出された詳細を通じて、ドライブ内の情報にはアクセスがないこと確信しています

歳入局は育児給付や国際送金なども扱っている機関なのですが、盗まれたHDDにどのような個人情報が記録されていたのかまでは、明らかにされていません。

しかしリード容疑者、短絡的な私欲のために盗ったら相当ヤバいものを盗んでしまいましたね。でもゲームを保存するためだけに使っていたというのがまたお粗末な話です。歳入局もなぜ社内サーバーではなく、外付けHDDだったのかもちょっと疑問だったりします。そこは誰もツッコまないのでしょうか?



Image: Getty
Source: Florida Department of Revenue
Melanie Ehrenkranz - Gizmodo US[原文

岡本玄介



ギズモード・ジャパンで全文を見る

0 件のコメント:

コメントを投稿