2018年4月21日土曜日

サヨナラ、Windows Phone…ラスト1台が公式ストアから売り切れる


一時代の終えんには変わりない…。

スマートフォンはiPhoneかAndroid、という2強の時代を迎えるとは、あまり考えられていなかったことがあります。BlackBerryが一世を風びしていたときもあれば、第3極として、Windows Phoneの台頭が予期されていた時代だってあるんです。いつかは逆転すると信じ続けてきたユーザーだって、きっと少なからずいたとは思うのですが、とうとうその最期の灯が消えてしまいました。

このほどMicrosoftの公式ストアでは、Windows Phoneの全モデルが完全に売り切れとなってしまいました。HPの「Elite x3」は、専用ドックにセットしてモニター・キーボード・マウスをつなげれば、まるでPCのような操作環境が整うハイエンドモデルとして、799ドル(約8万6000円)という高価格帯で販売されていたこともあります。でも、最後は299ドル(約3万2000円)の大盤振る舞いで投げ売りセールとなっていたようですね。同じく、最後まで売れ残ったAlcatelの「Idol 4S」も、299ドル(約3万2000円)の発売時の値段からは大幅に値引きされ、99ドル(約1万円)にてファイナルセールを終えています。

Windows Mobile 10は、いつもデスクトップで使っているWindows 10との親和性の高さがウリになり、巻き返しが図られるだなんていわれていたこともありました。でも、とうとう盛り上がりに欠けたまま、全モデルが売り切れる最終日を迎えてしまいました。もちろん「在庫切れ」という表示なので、これから入荷することが絶対にないとはいえませんけれど、でもその可能性は限りなくゼロに近そうですよね~。

Live Tileのホーム画面やPeople Hubによる連絡先管理などなど、惜しまれつつ消えていくWindows Phoneの名機能はありますが、結局のところはサードパーティーアプリがそろわなかったことに尽きるのでしょう。いまだに幻の「Surface Phone」なるデバイスで、Windows Phoneの復活を望む人はいるものの、はてさてMicrosoftがモバイル分野で日の目を見る日はやってくるのでしょうか?

あっ、でも、どうしてもWindows Phoneを手に入れておきたいという人は、まだAmazonとかで売れ残っているのも若干あるみたいですよ。きっとオークションの世界では、しばらく今後も残り続けるかな? プレミアついたりして?


Image: Microsoft
Source: VentureBeat

Sam Rutherford - Gizmodo US[原文
(湯木進悟)



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