2018年4月22日日曜日

[ITmedia ビジネスオンライン] なぜオジサンは「孤独」の犠牲者になりやすいのか

 「お腹が出てきたので、ズボンのウエストがきつくなってきた」「ちょっと階段を昇っただけで、ゼーゼー息が切れる」といったオジサンも多いのでは。これはイカン、せめてお腹のポッコリだけでもということで、お酒の量をちょっぴり減らしたり、ひと駅前で降りて歩いたり、健康に気を遣う人がいる。

 それはそれで大切なことだが、今、世界各国で今世紀最大の「伝染病」として危惧されていることがある。「孤独」だ。

 「孤独が伝染する? 意味が分からない」「男の孤独はカッコイイでしょ、何言ってるの?」と思われたかもしれないが、例えば、英国では高齢者を中心に孤独に苦しめられている人が急増しているという。こうした深刻な事態を受けて、英国では「孤独担当相」が新たに誕生したほど。

 このニュースは世界中を駆け巡ったにもかかわらず、「自分には関係ないよ」と受け止めてはいけない。「最も事態が深刻なのは日本人だ」と指摘する人がいる。『世界一孤独な日本のオジサン』(角川新書)の著者、岡本純子さんだ。

 夜の繁華街に足を踏み入れると、会話を楽しんでいるオジサンがたくさんいる。「売り上げが伸びたよ。今度のボーナスが楽しみだな」とガハハと笑っていたり、「あの上司はダメだな。給料が下がったよ」とくだを巻いたり。仕事の話題で盛り上がっているオジサンは多いのに、なぜ“ひとりぼっち”になりやすいのか。岡本さんに、孤独の現状や背景などを聞いた。聞き手は、ITmedia ビジネスオンラインの土肥義則。

なぜオジサンは孤独になりやすいのか

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