2018年4月15日日曜日

卓越したクラフツマンシップ 京都の芸術性とブルガリのデザインとの邂逅

京都迎賓館は日本の歴史、文化を象徴する都市・京都で、海外からの賓客を迎え、日本への理解と友好を深めていただくことを目的に、2005年に建設されました。歴史的景観や周辺の自然環境との調和を図るため、日本の伝統的な住居である入母屋屋根と数寄屋造りの外観をいかし、築地塀を巡らせた品格のある和風の佇まいを創出しています。建設に当たっては、数寄屋大工、左官、作庭、截金(きりかね)など、数多くの伝統的技能を活用し、京都を代表する伝統技能者の技が生かされています。また、調度品についても西陣織や蒔絵(まきえ)、漆などの伝統技能を活用した家具が配置されております。東京・赤坂に位置する洋風建築の迎賓館赤坂離宮とあわせ、国公賓などの賓客の接遇の場としての役割を果たしています。京都迎賓館でラグジュアリーブランドが特別なイベントを開催し、この場所や京都の街全体が抱くすばらしい芸術性を称えるのは建設以来13年を経て初めてのこととなりました。

同日のガラディナーに先立ち、ブルガリ ジャパンは、「文化交流特別会」 イタリア×京都 ~伝統文化の継承と革新。世界そして未来へ~」と題して、将来職人を志す学生たちを30名を京都迎賓館へ招待し、京蒔絵師であり詩人の下出祐太郎氏、ブルガリ ローマ本社 ジュエリー クリエイティブ ディレクター ルチア・シルヴェストリ、そしてハイジュエリー シニア ディレクター ジャンパウロ・デラクローチェら3名による特別なトークセッションを開催しました。話し手の皆さんが特殊な技能や伝統的な絵柄、クリエイションのインスピレーション、素材の説明や扱い方、実際の制作工程における技術や工夫など、それぞれのものづくりにおける特徴や共通点などを解説し、ゲストである学生たちに京都とイタリアの「美」を体現するものづくりへの興味を喚起しました。 

新作発表会の場となる東本願寺 渉成園には、200ピースをもこえる新作ハイジュエリー コレクション「フェスタ」や高級時計が展示されました。

 ジョルジョ・スタラーチェ駐日イタリア大使は、このたびの特別な取り組みに際して次のように祝福のメッセージを寄せました。

「ブルガリがこのような特別な取り組みにおいて、唯一無二のイベントを実現されましたことを非常に喜ばしく思います。本イベントは宝飾分野におけるイタリア社のハイレベルなクラフツマンシップと、細部にまで完璧を追い求める日本の才能とが完全なまでに織り交ぜられた結果です。これら二つの世界の融合文化に触れたことは、イベントに参加し、クリエーションのインスピレーションに対する意識を高めた学生達にとってかけがえのない体験となり、これらの知識は彼らの心の中に大切にしまわれることしょう。加えて、シェフのファンティン氏は、想像を絶する料理を提供し、この特別なイベントへの出席者の独創力を刺激することに一役買い、それによってもまた、イタリアの他の追随を許さない秀逸さが際立ちました。非凡な才能とノウハウをあわせ持った国であるイタリアと日本は、互いを学びあうことで、新しい様式や傾向を共に生み出していくことができるでしょう。今回のブルガリによる試みが、長い伝統においてようやく成し遂げられた有益なものであったということを切に願い、今後もこのような取り組みを全力で支持していく所存です。改めましてお祝いの言葉をお送りいたします。心よりおめでとうございます!」

ブルガリ ジャパン代表取締役社長ウォルター・ボロニーノは、次のようにコメントを述べました。

「ブルガリ発祥の地である『永遠の都』ローマと、幾千年の時を経て人々を魅了し続ける京都という土地にはいずれも、長い歴史と深く根付くクラフツマンシップがあります。イタリアの創り出す最高峰のハイジュエリーを京都という特別な地にてご覧いただきたいと、いつも心に秘めておりました。見る者の心を奪うような建築の中に、伝統へのリスペクトとコンテンポラリーな技術との融合を体現した、過去と未来の真の懸け橋であるこの京都迎賓館において、特別な祝賀のガラディナーを開催できたことを光栄に思います。今夜は、人間国宝であり日本の普遍的な美とエレガンスの象徴である坂東玉三郎さまの魅惑的な演技も私たちの感性を豊かにしてくれました。また、軽やかさと奥深さとを調和させながらイタリアの生きる喜びを表現できる二コラ・ピオヴァーニ氏をイタリアの代表としてお迎えできたことを誇らしく思います。おふたりはまさしく京都とローマの邂逅を意味していたと言えましょう」

 VIPを迎えたガラディナーに先立ち、特別に舞踊を披露した歌舞伎界の至宝である人間国宝 坂東玉三郎氏は、次のようにコメントを寄せました。

「京都迎賓館における伝統あるブルガリハイジュエリーのガラディナーで、私の舞踊を披露できます事を大変光栄に思います。今日の舞踊は、関西の地唄の名曲『雪』を舞わせて頂きました。世を捨てた女性が昔の恋人を思うという儚い内容のものではありますが、それは悲しい思いだけではなく、宝石を眺める透明感に似ているのではないかと思います」

 ガラディナーでは「ブルガリ イル・リストランテ ルカ・ファンティン」総料理長であり、ミシュランの星を持つルカ・ファンティンが腕をふるいました。そのプレゼンテーションの美しさを通じて、味覚や視覚、そして嗅覚をも刺激する素晴らしい体験をゲストへ届けることをモットーとするルカ・ファンティンの意匠は、京都迎賓館においても美しく力強く発揮され、味わう者の心を満たすものとなりました。また、アカデミー賞を受賞したピアニストで作曲家のニコラ・ピオヴァーニが、この京都とイタリアとの文化交流を祝い、イタリアに生きる喜びそしてブルガリの双方を表現するようなタイムレスでエレガントな演奏でゲストを楽しませました。

 ガラディナーに出席した京都府知事 山田 啓二氏は、次のようにコメントを述べました。

「世界の一流ブランドであるブルガリが、アジア初の文化交流特別会の開催地として、京都を選んでくださったことは大変栄誉なことです。京都は決して伝統だけに縛られることなく、伝統を基盤に最先端の技術やサービスを生み出してきた地です。今回の特別なイベントをきっかけに、京都とイタリアの交流が更に発展することを期待します」

 ガラディナーに出席した京都市長 門川 大作氏は、次のようにコメントを述べました。

「伝統を大切にしながら最先端のデザインを創造し,世界中の人々を魅了し続けておられるブルガリ社。伝統の上に絶えず革新を重ねながら発展してきた京都のまちと通じる貴社の理念に,尊敬と親しみを感じています。本日のイタリアと京都の文化の出会いは,まさに新たな革新の契機となるもの。ここから新たな文化が生まれ,世界へと発信されることを願っています」

同じくガラディナーに出席した女優の小雪さんは、次のようにコメントを寄せました。

「このたびは、昔からのブルガリのご縁から、このようなまたとない特別なお祝いの場にご招待いただき光栄に思います。初めて訪れた京都迎賓館は素晴らしく、ブルガリのハイジュエリーが映える美しい空間で、とても思い出深い夢のような一夜となりました。桜の咲く春の京都は、特に歴史と文化に裏打ちされたエレガンス、色合い、美しさを愛でることができ、何度訪れてもまた訪れたいと思わせる不思議な場所です」

 ブルガリは、ギリシャ出身の銀細工職人ソティリオ・ブルガリが、1884年 ローマに開店したジュエリーショップが始まりです。彼は確かな技能と情熱的なヴィジョンをもち、ブルガリがイタリアの卓越性の永遠なる象徴となるための礎を築きました。その後130年以上にも亘る創造性、革新性、クラフツマンシップの織り成す驚異的な歴史、そして大胆なパイオニア精神がブルガリを世界的な名声を博する伝説のハイジュエラーとして導いたのです。

京都とブルガリは、最高峰のクラフツマンシップから生まれる情熱、敬意、称賛、インスピレーションを共有しています。ブルガリのデザインは、ローマ人の深いルーツによって育まれ、インスピレーションを与えてくれる過去や遺産に深く根ざしています。歴史、芸術、デザイン、建築に対する同様の尊敬の念は、京都においても日本の歴史を代表するさまざまな形や様式で称えられています。ブルガリの宝石に見られる美しさは、まさにそのような由縁から唯一無二の存在であるのです。

京都迎賓館ではディテールや空間の調和に見られる美しさがいたるところで称えられています。

ブルガリはこうした美をめぐる文化交流が、より世界中へ広まっていくことを願ってやみません。    



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