2018年4月26日木曜日

Twitter、2四半期連続の黒字--ユーザー数も増加

 企業としてのTwitterは、常に「Twitter」という製品への過度な期待に応えようと、悪戦苦闘してきた。

 Twitterは世界を変える可能性のあるサービスであり、その即時的なコミュニケーション機能で、「アラブの春」や「#BlackLivesMatter」、さらには「#MeToo」といった社会運動や政治運動の推進役となってきた。Twitterはまた、世界でも特に重要な出来事の最前線に人々を連れ出している。そして、Donald Trump米大統領が好んで使うコミュニケーションサービスでもある。

 しかしその一方で、企業としてのTwitterは、利益の面でもユーザー数の面でも成長軌道を見いだすのにこれまでは苦戦してきた。それを考えると、最新の決算の数字は、一筋の希望をもたらすものと言えるかもしれない。

 Twitterは2018会計年度第1四半期決算(3月31日締め)を発表した。この中で、少なくとも月に1回ログインするユーザー数が3億3600万人に達していることが判明した。これはFacebookが報告した20億人超という数字の6分の1程度だが、2017年第4四半期の3億3000万人からは増加した。

 第1四半期、Twitterの売上高は前年同期比21%増の6億6500万ドルとなり、Thomson Reutersが調査したアナリスト予想の6億500万ドルを上回った。一方、1株あたりの利益は8セント(株式報酬などの項目調整後)で、事前予想の12セントを下回った。

 とはいえ、Twitterは四半期決算では2期連続で黒字を達成したことになる。

 Twitterの売り上げ増加につながった主な要因は広告収入の増加で、GBH InsightsのアナリストであるDaniel Ives氏はこれを「ショーの主役」と表現している。

 「この四半期は正しい方向へのさらなる大きな前進であり、何年にもわたる『1歩進んで2歩下がる』戦略を経て、Twitterの収益化と広告事業拡大への取り組みがついに正しい方向に進みつつあることを示している」と、Ives氏は25日に投資家向けメモで述べた。

提供:James Martin/CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。



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