2018年4月6日金曜日

Facebookのユーザー寄りフェイクニュース検証ツール、米国で本格始動


みんなで追いだせフェイクニュース。

フェイクニュースをなんとかしたいFacebookが打ち出した対策、覚えてますか? Facebookを使うみんな=ユーザーコミュニティの力で、ニュースソースであるメディアの信頼性を検証・判断していこうというもの。この取り組みは昨年から米国にて、一部のユーザーとともに検証ツールの機能テストが行なわれていましたが、アメリカ現地時間2018年4月3日より、いよいよ米国のユーザー全員に機能が公開されました。検証ツールの本格始動です。

検証ツール機能とはどういうものなのか。ソースの信頼性を判断するには、さまざまな判断材料が必要となりますよね。どういうメディアなのか、他にどういう記事を公開しているのか、人々の反応はどういうものかなどなどです。でもそれらをフィードに流れてくるニュースを見るたびにユーザー自身が毎度検索して調べる必要があるというのでは、そりゃやる人は少ないでしょう。だって面倒くさいもん! そこで、判断材料をまとめてFacebookが表示するね、というのが検証ツール機能となります。

判断材料に必要だと思われる情報は、FBコミュニティやアカデミックパートナーとのリサーチが決定します。メディア(出版元)のWikipediaページ、ニュースの関連記事、FB上でどれほどシェアされているか、どこでシェアされているかなどが、ユーザーに与えられる情報です。さらに、検証ツール本公開で、メディアが公開している他の記事や、FBでつながっている友人でこの記事をシェアした人がいるかチェックする機能も追加されています。

今後、Facebookはこのツールが実際に使いやすいかどうかを見ながら、判断、テストを続けていく考えです。フェイクニュースとの戦いは、まだまだ始まったばかり。

ギズって信頼されてるのかな…。されてるといいな。


Image: Facebook Newsroom
Source: Facebook Newsroom

(そうこ)



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