2018年4月19日木曜日

一般向けの「PHS」が2020年7月末で終了、法人向けテレメトリングのみ継続


 ソフトバンクとウィルコム沖縄は、PHS向け料金プランのうち、機器監視に使うテレメタリングプランを除き、全ての料金プランの提供を2020年7月末で終了する。音声通話対応の端末など、ほぼ全てのPHSサービスがこれをもって終了することになる。

 対象となるプランは、音声通話端末で利用できる「新ウィルコム定額プラン」や「新ケータイプラン」などのほか、IoTの先駆けとも言える「おしらせ窓センサー専用プラン」「カーナビ・ライトプラン」など。法人向けのプランも含まれる。これらのプランのユーザーは料金プランの終了後、サービスを利用できなくなる。残るのは、テレメトリング用のプランのみとなり、個人・法人を含めた一般的なPHSサービスは2020年7月末をもって終了することになる。

終了するプラン
新ウィルコム定額プラン 新ウィルコム定額プランS 新ウィルコム定額プランGS
ケータイプラン ケータイベーシックプラン 標準コース
ウィルコム定額プラン トリプルプラン 新トリプルプラン
パケコミネット つなぎ放題 新つなぎ放題
通話相手先限定 迷惑電話チェッカー専用プラン カーナビ・使い放題プラン
カーナビ・ライトプラン インターナビ・3Gプラン ウィルコムプランLite
ウィルコムプランD ウィルコムプランD+ ウィルコムプランW(法人従量/定額)
ネット25 スマホプランS/M/L(タイプ3) スマホベーシックプランS/M/L(タイプ3)
昼得コース おしらせ窓センサー専用プラン 3Gデータ定額(S)
3Gデータ定額ビジネス(S) スーパーパックS/L/LL パス専用プラン
データパック 防災だフォン一括専用プラン データパックmini
お気軽コース W-VPNサービス ハートフルコース
ベツベツメールコース H″IN使っただけコース 法人セットプラン(従量/定額)
コミコミメールコース

 2017年12月末時点でのPHSの契約数は278万9000件。法人・個人・テレメトリングでの内訳は示されていないが、ソフトバンクによればテレメタリング用途が最も多いという。

 プラン終了にあわせて、PHSユーザーがワイモバイルブランドのスマートフォン、携帯電話へ乗り換えやすいよう優待特典が用意されている。契約事務手数料(3000円)が無料になるほか、「スーパーだれとでも定額」の月額1000円が次回の機種変更まで無料となる。



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