2013年4月8日月曜日

新ブラウザ戦争点滅。グーグルがアップルのWebKitを離反、ChromeとOperaが独自レンダリングエンジンBlink採用へ

130405blink.jpg




blinkと言えばその昔ネット創生期にマイクロソフトvsネットスケープのブラウザ戦争でマイクロソフトが頑として対応しなかった点滅チカチカ要素...穏やかじゃないですね...


グーグルが今Chromeで使ってるレンダリングエンジンWebKitの使用をやめ、モバイルもPCも独自のBlinkに乗り換えると発表しました。


...と言われてもチンプンカンプンですが、これが重要な転機でして、レンダリングエンジンはウェブサイトのHTMLとかCSSとかJavascriptを咀嚼してレイアウトを決めるプログラムですから、その差が広がれば同じサイトでもブラウザごとに見え方が違ってきてしまうんざますよ。




なぜフォーク?




WebKitは現在ChromeやSafari等で使っているレンダリングエンジンなわけですが、切り換える理由についてグーグルは、WebKitだとブラウザの開発が遅れるからだ...と話しています。Chromeは他のブラウザとウェブページ表示の手法が異なり、タブごとにプロセスが分かれているマルチプロセスアーキテクチャだから、WebKitとは相性合わない部分も大きいんでしょうね。


英紙ガーディアンによると、このマルチプロセスをWebKitにいかに取り込むかをめぐってアップルとグーグルの間には壮絶なバトルがあったみたいです。


マルチプロセスをWebKitに取り込むことをグーグルが長年拒否してきたため、アップルは独自のマルチプロセスアーキテクチャを開発してWebKit2を今年出したわけですが、それがグーグルにとっては寝耳に水だったんですね。

 





ギズモード・ジャパン update:April 08, 2013 at 01:00PM

0 件のコメント:

コメントを投稿